FIBA(国際バスケットボール連盟)アジアカップ2025予選ウィンドウ1の第2戦が2月25日に有明コロシアム(東京都江東区)で行われ、5人制バスケ男子日本代表のAKATSUKI JAPANは中華人民共和国代表とホームで対戦した。
この日のスターティングファイブには、第1戦(22日)のグアム戦と同じく河村勇輝と比江島慎が名を連ねたほか、2023年に沖縄で開催されたFIBAワールドカップにおいてパリ2024の出場枠獲得に貢献したAKATSUKIメンバーでもあるジョシュ・ホーキンソンと吉井裕鷹にくわえて、コンディション不良でグアム戦を欠場していた馬場雄大の5名が務めた。
第1クォーター(Q)は、中国チームの高さに阻まれ、1点ビハインドと追いかける展開となった日本だったが、第2Qでは修正力の速さと多彩な攻撃で得点を重ね、同点(38−38)に並ぶ。
ゲーム後半となる第3Qでは、馬場やキャプテンの富樫勇樹が3ポイントシュートを成功させてチームに勢いをつけ、中国から4点のリードを奪う。そして、迎えた最終の第4Qでは、エースの河村が3ポイントシュートを2本決めたり、ホーキンソンがダンクシュートで得点を奪うなど、粘りのプレーで僅差のリードを守り抜き、最終的に日本が76−73で中国との接戦を制し、予選2連勝を飾った。
FIBA公式によると、主要国際バスケットボール大会において日本が中国に勝利したのは、1936年にドイツ・ベルリンで行われた夏季オリンピック以来、88年ぶりの快挙となった。
アジアカップ2025予選ウィンドウ1の競技スケジュールを終えた時点で、AKATSUKI JAPANが属するグループCで2勝しているのは、日本のみ。これにより、日本は単独でグループ首位に立っている。
アジアカップ2025予選ウィンドウ2は、AKATSUKI JAPANが出場を決めているパリ2024を終えた2024年11月の開催を予定している。
FIBAバスケットボールワールドカップ2023においてアジア1位の成績を収め、パリ2024オリンピック出場権を獲得した5人制男子日本代表・AKATSUKI JAPAN。2月にオリンピックイヤー初戦を迎える。
FIBAアジアカップ2025予選は、出場24チームが6つのグループに分かれて実施される。各グループ上位2チーム(トータル12チーム)が、本大会出場権を獲得。3位となった合計6チームは最終予選に回り、この上位4チームもアジアカップへ出場できる。
日本(FIBAランキング26位)はグアム代表(同76位)、中国代表(同29位)、モンゴル代表(同100位)と同じグループC。2月のウィンドウ(=期間)1では22日にグアム、25日に中国と対戦する。ウィンドウ2は2024年11月、ウィンドウ3は2025年2月に予定されており、各チームはホーム&アウェイ方式で6試合を戦う。
FIBAアジアカップ2025(本戦)は、サウジアラビアのジッダがホストシティを務めることが決まっている。
※ポジション=PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、PF-パワーフォワード、C-センター